2012-11-02 Fri
日本の水上偵察機の集大成という位置にある機体です
。
急降下爆撃も空中戦もできる水上機というのが設計要求
でしたので、水上爆撃機といった使い方で真価を発揮
しました。
なかでも終戦の年に鹿児島から沖縄への夜間爆撃をつづけた
偵察302や632空の活躍はひかります。
終戦までの数ヶ月間、本土上空の制空権を完全に失った
なかで、沖縄へ継続的に攻撃をつづけたのは、この瑞雲と
芙蓉部隊の彗星くらいではなかったかと思います。
キットは60年代アオシマの水上偵察機ソリーズのひとつ。
主翼幅が短く、カウリングが小さくてお粗末なのが難点。
主翼を延長し、カウリングを他のキットから流用しましたが、
これが2ミリくらい長すぎた感じです。
今ならフジミのキットがありますが、地味な機体のせいか
値段が妙に高いのですよね。
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