2013-01-24 Thu
サスペンス小説のジョン ボールは、いまはちょっと
忘れられた作家になりつつあります。60年代~80年代
に活躍した方。
シドニー・ポワチエの出世作の映画「夜の大捜査線」の
原作者といえば思い当たる方もいらっしゃるかもしれません。
このジョンさん、は戦時中は米陸軍の輸送機部隊に所属して
操縦教官などをしていました。
多才な方だったようで、戦後は雑誌記者やパンナムの機長、
放送局などさまざまなお仕事をして、40歳すぎてから
作家に転身しました。
この「航空救難隊」に登場するのは、スーパーコニーの愛称
でよばれた優美な大型旅客機。
ロッキード スーパーコンステレーション。
四発の最後のプロペラ旅客機でした。
物語は、ハリケーンが迫る中、主人公がけが人を救うため
このスーパーコニーで脱出するが、操縦経験がないだけでなく
故障で修理中の機体だったというもの。
作者のジョンさんは、徹底的に調べるタイプの作家のようで、
スーパーコニーの飛行について詳しく書かれています。
スーパーコニーファンは必読のご本です。
わたしもコニー大好き。エレールのキットを、いつか作ろう
と押入れに入れてあります。レベルの半端スケールもいいキット
なのだとか。
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