2016-04-30 Sat
春の味覚とはいっても、種をまくのが遅くなったせいか、菜の花がようやく
食べごろになりました。
湯がいて辛し和えが一番手軽なたべかたですね。
このあたりでも一面の菜の花畑はなかなか見られなくなりました。
昔はあちこちに普通にあったようです。
というのも油を採るためです。
菜種油ですね。
いまから100年くらい前は、菜種油のことを灯油と呼んでました。
ランプやあんどんなどの明かりに使うためです。
ろうそくはお金を払って買わなくてはならないので冠婚葬祭の時だけ。
大概の家では、日常生活の明かりは油だったんです。
畑で自分で作れますからね。
どのていどの明るさになるのか、体験したことがありません。
以前、古道具屋さんですばらしい行灯を見ましたが、買っておけばよかったと
いまごろ後悔しています。
和室で明かりを付けてみて体験しておけば、あの「陰影礼賛」ももっと分かるんじゃ
ないかと思います。
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